ワイヤーや器具が取れたら?マウスピースやリテーナーをなくしたら?の話
2023年12月26日
こんにちは!シグマ矯正歯科の貞永です。
ワイヤー矯正をしている方は、時々器具やワイヤーが破損していることがあると思います。
ワイヤー矯正中に過度の力がかかると良くないので、歯を守るために器具が外れるようにできているのです。
30年ぐらい前に、器具が外れにくくなるためにものすごく強力に着く接着剤がありました。
商品名はトランセンドだったと思います。
すごくよく着くため外れる際に歯が欠けてしまうぐらい強かったので、器具を外す際にちょっとずつ削って取ったのを思い出します。
強く着き過ぎると良し悪しで、取れないという問題が発生するのを研修医時代に経験しました。
シグマ矯正歯科では過度の力がかかると取れる程度の接着力のある、スーパーボンドという接着剤を使用して器具を付けております。
とはいえ、取れてぶらぶらしていたら邪魔だし、歯もそこだけ動かないので矯正が遅れてしまいます。
患者さんご本人が気付いたらご連絡いただき、すぐにお直しすると良いでしょう。
マウスピースやリテーナーや小児プレートなど取り外しの器具も、ちょっと外した際にティッシュで包んでおいた一瞬に、どなたかがゴミだと思って捨ててしまう場合があります。
このようなことがないように外したらすぐケースにしまうと良いでしょう。
取り外し式の器具を紛失された方も、できるだけ早く新しいものを入れますのでご連絡いただきご来院ください。
今年も今日が最後の診察日になります。
1年間私についてきてくれて本当にありがたかったです。
みなさま良いお年をお迎えください。それではまた!
初診カウンセリングのCTの共有の話
2023年12月14日
こんにちは、シグマ矯正歯科の貞永です。
無料初診カウンセリングにお越しくださった方が、その後2〜3件の矯正歯科にカウンセリングに行く予定だとおっしゃる場合があります。
シグマ矯正歯科ではCTを、無料でとって私貞永が矯正分析してから診察するので、
治療方針や期間や総費用が正確にお伝えできます。
今後のカウンセリングに行く予定の矯正歯科さんにシグマ矯正歯科でとったCTをデジタルデータでお渡ししております。
そうすることにより、次のカウンセリングで患者さんのレントゲンの被曝がなくなるだけでなく、事前にレントゲンデータがあるのでカウンセリングがスムーズに行えます。
ですので、何件かカウンセリングに行く予定の方は、シグマ矯正歯科のカウンセリングにお越しいただいた際にはこれから回る矯正歯科のお名前と予約日をお知らせください。
近隣の矯正歯科医院さんも患者さんの低被曝と利便性のためにCTの共有をしていただくことをお願いします。
シグマ矯正歯科では患者さんファーストを徹底して日本で一番親切な矯正歯科を目指しております。それではまた。
矯正治療する前に虫歯は治す?の話
2023年12月11日
こんにちは、シグマ矯正歯科の貞永です。
今回は虫歯が全部治ってないと矯正始められない!と思っている人が多いのでそのお話をします。
確かにその通りなのですが、
矯正のために便宜抜歯をしなければならない歯を、お金をかけて治してしまっている場合はもったいないです。
矯正の治療が進んでくると隙間ができて歯が治しやすくなる場合もありますし、
噛み合わせなどの関係で治療後に治した方が良い場合もあります。
同様に、親知らずも矯正治療前に抜かなければならない場合と、
矯正治療が進んでからの方がゆとりができて抜きやすい場合もあります。
治療方針の中に一般歯科治療をどのタイミングで行うとベストであるかはご自身ではわからないので、
初診カウンセリングや精密検査と矯正診断をして決めていきましょう。
まず最初に無料初診カウンセリングにお越しください。それではまた。
理想的な矯正治療とは何?
2023年12月7日
こんにちは、シグマ矯正歯科の貞永です。
今日は理想的な矯正歯科治療とは何か?のお話をします。
歯科医師の立場での理想的という視点と、患者さんの立場での視点が違うことは知っています。
患者さんから「治療の内容はお任せしますので、貞永先生がベストだと言う矯正歯科治療をしてください!」とおっしゃっていただいた場合のお話をしましょう。
まず、始める時期はお越しいただいた時期なので、
- 乳歯期
- 混合歯列期
- 永久歯期(成長期)
- 永久歯期(成人期)
1.と2.は永久歯を生やすことと顎のズレを予防することを治療できます。
3.は顎のズレと歯並びを治療することができます。
4.は歯並びと噛み合わせを中心に治療できます。
乳歯期にきてくれたのであれば、永久歯を生やすために顎の成長を助けてあげる広げる拡大器具を使ってもらいます。
こちらの拡大器具は取り外し式が良いでしょう。
なぜなら食事の際は口腔機能を邪魔しないために外すことができるからです。
顎のズレがある場合はトレーナーやプレオルソなどの、機能的な効果があるマウスピースタイプの器具が適しています。
顎のズレは前後だけでなく左右上下も含まれます。
器具だけではなく、習慣で唇や舌が習慣的に押したりしている場合は、その習慣をトレーニングで正すと理想的な矯正になります。
永久歯期にも習慣で歯の位置をずらしてしまう様な癖がある場合には、その癖をやめてもらうだけで理想的な矯正治療になります。
ワイヤー矯正の場合は全体的に矯正して奥歯まで治すと理想的です。
ワイヤー矯正で、噛み合わせや歯並び、歯の角度や歯の位置が、出たり引っ込んだりしていない状態にすることが理想的な矯正になります。
マウスピース矯正の場合、歯の角度や高さを揃えていくことが理想的な矯正になりますが、
マウスピース矯正の性質上、上記は苦手分野ではあるのでここは妥協するか、妥協しない場合は一部ワイヤーを併用して治す場合があります。
理想的な矯正を目指してどこまでやるかは患者さんと相談して、期間や費用の制限内で理想的といえる矯正治療をしていきたいと思っているシグマ矯正歯科の貞永でした。
それではまた。