上唇小帯の話
2023年9月30日
シグマ矯正歯科 院長 貞永です。
今回は、上唇小帯のお話です。
上唇小帯とは上の前歯の真ん中の間付近から口唇粘膜の方についている運動制限をする靭帯のような働きをするものですが、正中離開(上の前歯のまんなかのスペース)の原因となる場合があります。
6〜8歳の成長期に見られることが多く、顎の骨が発達することにより改善する場合もよくあるので、歯科医師の判断で経過観察になることもあります。
かかりつけの一般歯科の先生にご相談いただき、矯正歯科での受診が必要だということであれば、シグマ矯正で無料初診カウンセリングが可能です。ぜひご相談ください。
矯正中に困ることベスト5
2023年9月29日
- ワイヤーを調整すると痛い、または器具が擦れて痛い。
- リンガルブラケットやマウスピース矯正は慣れるまで話しづらい。
- ご飯など食べづらい。
- 歯が磨きずらい。
- 表のワイヤーの見た目。
矯正治療の時の痛みは2種類あり、擦れて痛いのと、動いて痛いのです。
擦れて痛いのは早ければ1週間から長くても1ヶ月ぐらいで適応できます。
動かす痛みはシグマ矯正歯科の場合初めの3日はありますが、それ以降はウソのようになくなります。
話しずらいのはリンガル(裏側)ブラケットを奥までつけた時が最高に話しずらいです!
裏側ワイヤーの中でも、厚みが少ない前歯のみのワイヤー矯正の場合、比較的話しずらくないそうです。
食べずらい磨きずらいはこれも慣れてきますが、磨くのは一日一回だけはきれいに磨くと良いでしょう!
あとはサッと食べた直後に6割程度の歯磨きで良いと思います。
表のワイヤーは見た目が気になります。
見た目の気にならない裏側ワイヤーの中でも、ライトリンガル部分ワイヤー矯正は、表のワイヤーに近い価格設定のものをシグマ矯正歯科では用意しておりますので、そちらもご検討ください。
【もっと矯正歯科治療を楽ちんに目立たなく、痛くなく、安く早く終わる身近なものに!】
が、シグマ矯正歯科 院長 貞永の理念です。
親知らずの話
2023年9月29日
こんにちは!貞永です。
親知らずは歯槽骨ではないところに位置している方が多くいらっしゃいます。
倒れたり、傾いたり、真横を向いてたりするので、不正咬合または不正歯列の原因と言われておりますが、矯正治療の前に抜かなきゃいけないと思っている方がほとんどだと思います。
シグマ矯正歯科では親知らずは矯正開始の前に抜歯するという診断は少ないように思います。
矯正治療の途中で、親知らずが痛くなってしまったり虫歯になってしまったりという場合は別ですが、親知らずのベストな抜歯タイミングがあると思っております。
歯並びや噛み合わせが良くなって、歯が整列してくれたおかげで親知らずが抜きやすい状況になるのでそのときに抜歯をしていただくと良いでしょう。
そうすることにより、親知らず抜歯後に腫れたり麻痺が残ったりする程度が軽減されます。
矯正に悪い影響があるとされている親知らずではありますが、オトガイ筋の緊張や、TCHの影響よりはるかに少ない影響力しか持たないので、あとからの抜歯でも大丈夫です。
できるだけ、痛みが少なく、早く終わる楽な矯正治療を目指すシグマ矯正歯科でございます。
不正咬合の原因パート3
2023年9月28日
こんにちは貞永です。
下顎の口唇のすぐ下に、力むとき梅干し状の皺になる部分をオトガイと言います。
そのオトガイを動かしている小さな筋肉をオトガイ筋といいます。
この部分が緊張することにより以下のことが起こります。
- 顎が緊張で凹んで鼻と顎先を結んだライン→Eラインが悪化する。
- オトガイに押されて下の歯がガタガタになる。
- オトガイの緊張により、下顎全体が後ろに引かれる力が作用し上顎に対して下顎が後ろにズレていく。
- 下顎の歯茎が押されて下の前歯を支えている骨が減ってしまう。
- オトガイに押された下唇が上の前歯の裏側に強く当たって上の前歯を押し出して前突させてしまう。
- オトガイに押された下唇が上の前歯の表側に強く当たって上の前歯を後ろに押し込んで歯を極端に内向きに引っ込めてしまい、引っ込められた前歯の歯根の先端が前に飛び出してしまう。
小さな筋肉の緊張が長期的に続くことにより、歯並びや噛み合わせに大きな影響をあたえてしまいます。
シグマではオトガイの緊張をなくすことにより、より良い矯正にしていく努力をしております。
今日も治療をより快適に、より身近にをモットーに、シグマ矯正歯科は患者さんの診療を行なっております。
それではまた。
不正咬合の原因パート2
2023年9月26日
こんにちは!シグマ矯正歯科 院長の貞永です。
ブログ第二回目になります。
さて、不正咬合の原因といえば一般的に、
- 顎が小さい!
- 歯が大きい!
- 親知らずが生えてきたから!
etc.などですが、今回は不正咬合の種類別に分類していきます。
まず、大きく二つに分けて
歯並びと顎のズレ
に分けられます。
歯並びには歯が重なってガタガタしているのと隙間がある場合があります。
顎のズレは上下にずれている場合はオープンバイトかディープバイト、前後にずれている場合は受け口か上顎前突、左右にずれている場合は左右非対称や奥歯のクロスバイトとなります。
ほとんどの場合顎のズレと歯並びの両方が関連している場合が多いです。
例えば、
反対咬合1:前後の顎のズレたことにより、上の前歯の隙間と下の前歯の重なりを発生する!というケース
反対咬合2:上の前歯が重なって引っ込んでしまって、下の歯がずらっと前に向かって並んでいるので、噛み合おうとするために仕方なく顎が前後にずれてしまったケース
というように顎のズレと歯並び両方が関連してくるのです。
歯の大きさは遺伝的な要素が強く、顎の大きさは後天的な環境に影響受けやすいので、歯並びや噛み合わせの変化はさまざまな形で現れてくると言われています!
余談ですが、最近はお子様たちの脳の大きさが特に前頭葉が発達している方が多いらしく、それに伴って前顔面部の顎のサイズを小さくしてバランスを取る形になってきているという説を聞いたことがあります。顎のサイズだけでなく歯の数が少ない方もいらっしゃると思いますが、これも発生学的には前顔面の重量のバランスを取るためにそうなっていると解剖の先生のお話でうかがった記憶があります。
実際そのような場合の治療法ですが、
歯の大きさに関しては、少し削って小さくしたり、抜歯したりして治療が行われますが、顎の位置や大きさは小児期からの習慣改善が有効です。成長期以降の場合でもよくない方に変化が緩やかに起こるので、その方に合わせた習慣改善が行われているのが治療現場の現状だと言えるでしょう。
言い換えると、歯並びは矯正歯科が主導で治せるけれども、顎のズレは患者さんにいかに上手く習慣改善を促せるかによって決まってくるといえます。
とはいえ、無意識の習慣を変えるのはとても困難なので、シグマ矯正歯科だけでなくそれぞれの先生方がそれぞれのやり方で熱心に取り組んでいらっしゃる事と思います。
シグマ矯正歯科に通ってくださっている方に、できるだけ楽をしてきれいになってもらいたいと毎日願って治療を行なっております。
より早く、より目立たず、より安価に!矯正治療をもっと身近なものにしたいシグマ矯正歯科 院長 貞永でした。
不正咬合の原因パート1
2023年9月25日
歯牙接触症(TCH)
食いしばりや歯軋りの原因とも言われているが、その原因は院長 貞永の診断では姿勢からくるストレートネックが多い。
次に、口内の陰圧をキープしてしまう吸啜行為により舌や頬の内側の粘膜にスジ状の歯の凸凹がくっきりとついてしまう吸啜症(正式な名前はない?)の方もTCHを伴っている方が多い。
一日のうち上下の奥歯の接触時間は、5分から15分が正常値であると各種文献で読んだことがある。
TCH(トゥース・コンタクト・ハビット)の方は10〜20時間よわ〜く接触させているのだ。
これにより奥歯が沈み込むようにめり込み、奥歯よりも前歯が先に早期接触して、外傷性に動揺してしまう。
それだけはなく、上の前歯のすきっ歯や下の前歯のガタガタを起こしたり、ディープバイトの深い噛み合わせになっていることが多い。
一般歯科分野では奥歯の虫歯や歯周炎の原因の一部となっているとも言われている。
TCHが矯正の原因となっている方に、習慣改善のお手伝いをしてより良い矯正にし、後戻りのない矯正治療を目指したいと思っている。