歯並びは、その人の第一印象を左右する重要な要素の1つです。
話したり笑ったりするときなどは、歯並びが人の目につきやすくなります。
すきっ歯の方などは、歯の隙間に食べ物が挟まりやすく、
食べ物が挟まった状態で放置すると、虫歯や歯周病に発展するリスクが高まります。
シグマ矯正歯科が、すきっ歯の矯正について解説するとともに、完了するまでの期間やマウスピースの手入れ方法などをご紹介します。
すきっ歯の矯正をお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
目次
昨今では、歯列矯正の技術が向上してきています。
すきっ歯を矯正する際にも従来の矯正は、歯の表面にワイヤーを通す方法が主流で、矯正期間中はワイヤーをつけっぱなしになるため、日常生活で気になる場面も少なくありませんでした。昨今ではマウスピースを活用した矯正方法が登場し、多くの方が感じていた不便さも改善されています。
ここでは、矯正で歯が動く根本的な仕組みと保定について細かく解説します。
歯は、健康的な食事をとるために欠かせない存在です。毎日3食欠かさず食べていても、「いつの間にか歯の位置が変わっていた」という事態にはなりません。
では、なぜマウスピースを毎日装着するだけで、歯の位置が動くのでしょうか。
マウスピースを用いて行われる矯正の場合、現状の歯並びと理想の歯並びをふまえ、歯科医師が患者一人ひとりに合わせた治療計画を立てます。
マウスピースは、歯に一定の力がかかるように細かく計算されて作られます。どういった方向にどれくらい動かしたいかを考慮して作られたマウスピースを装着し続けることで、最終的にはすきっ歯の矯正を実現させるのです。
歯の周辺には、歯槽骨と呼ばれる歯を支える部分があります。そして、歯槽骨の周辺は歯根膜と呼ばれる組織が取り囲んでいます。
マウスピースは、歯に一定の力がかかるように設計されており、歯根膜に影響を与えます。押されることで歯根膜が引き伸ばされたり、縮まったりするのです。歯根膜は、同じ厚みになろうとする性質があります。歯根膜が引き伸ばされれば、薄くなった部分に骨がつくように作用し、逆に縮まれば、骨を溶かして広がるように動きます。
このように、歯根膜の性質に目を付けることで、マウスピースを装着し続けるだけでも簡単に矯正治療が行えるようになるのです。
歯の矯正は、骨が再生したり溶かしたりする作用を活用して行われます。こういった身体機能は、年齢や基礎疾患など、人によって大きく異なる場合があります。そのため、一般的に、若いほうが矯正治療を行いやすいとされています。
ただし、大人になってからでも矯正治療は不可能ではありません。とくに、マウスピースを用いた矯正治療の場合、12歳以上が対象で男性は16歳、女性は14歳が推奨年齢と設定されているケースが多いです。治療期間は長くなる傾向にあるものの、年齢の上限はとくに設けられていません。
大人になってから矯正治療を行う場合、人によってかかる期間が大きく異なってきます。最短でも6ヶ月、人によっては3年以上矯正にかかってしまうケースもあります。
矯正治療は、ただ歯を動かすことができればそれで完了ではありません。動かしたあとの歯がまた元の位置に戻ってしまわないように、保定することも大切なのです。
マウスピースなど、矯正器具を用いて歯の位置を動かすのが矯正期間です。一般的に矯正治療に必要とされている期間の目安は、この矯正期間を指しているケースが多いとされています。矯正には大きく分けて2つの種類があり、それぞれによって要する矯正期間も異なります。
前歯の少し気になる歯並びなど、部分的な矯正であれば、2ヶ月から1年ほどかかるのが一般的です。一方、奥歯を含めてすべての歯並びを矯正する全体矯正の場合、およそ1〜3年とかなりの期間を要します。
矯正期間が終了しても、矯正治療完了ではありません。矯正器具によって位置を動かした歯は、そのままだと元の位置に戻ろうとします。こうした歯の「後戻り」を防ぐために保定装置を装着し、歯の位置をしっかり固定させるのです。
保定期間は、一般的におよそ1〜2年とされています。とくに、治療期間が終了してすぐの段階は、歯が動きやすい状態となっています。そのため、6ヶ月から1年ほどは長時間にわたり保定装置を装着し続けなければなりません。
1年ほど経過すると、歯が矯正された位置で安定するようになります。この頃になると、保定装置の装着時間も少しずつ減っていきます。寝ている間だけ装着するというケースもあるでしょう。
これら矯正治療にかかる日数は、あくまでも目安に過ぎません。とくに、矯正治療においては保定が重要です。歯科医師と相談しながら、後戻りしない矯正治療を実現させてください。
すきっ歯矯正に用いられる矯正器具として、最近注目を集めているのがマウスピースです。歯の表面や裏面にワイヤーを通す従来の矯正治療とは異なり、治療期間中の不便さが解消されます。マウスピースによる矯正治療の場合、必要な時間だけ装着します。
人間の口内には、300〜700種類の細菌が1,000億〜2,000億個いるとされています。頻繁に着脱を繰り返すことになるマウスピースは、清潔を保つよう意識しなければなりません。
ここでは、マウスピースとワイヤーの違いとお手入れ方法についてご紹介します。
従来の矯正治療といえば、ワイヤーを歯の表面あるいは裏面に通す方法が挙げられてきました。
マウスピースによる矯正治療との違いについて見てみましょう。
マウスピースを用いた矯正治療は、矯正器具を簡単に取り外すことが可能です。取り外しができれば、お手入れも簡単に行えるため、矯正治療中に矯正器具が原因となって歯の病気などに発展する心配がありません。
治療期間は人によって異なりますが、矯正期間中は1日あたり17〜20時間マウスピースを装着する必要があります。装着中は発音がややしづらくなるなど、治療による弊害は若干ありますが、取り外してしまえば問題はありません。
ただし、重度の矯正治療にはあまり向いていません。「綺麗なラインにするため」など、軽度な矯正治療を行うなら、弊害が少ないマウスピース治療を検討すると良いでしょう。
ワイヤーを歯の表面や裏面に通す矯正治療が、表側矯正あるいは舌側矯正です。歯の表面にワイヤーを通す表側矯正の場合、治療中の見た目が気になってしまうかもしれません。しかし、昨今では審美性を意識した矯正装置も多数登場しています。ただし、セラミック装置など審美性を意識するほど治療費は高額になるため、ご注意ください。
裏面に矯正装置を装着する舌側矯正なら、見た目にほとんど影響を及ぼしません。しかし、歯の裏面に装置を装着するため、人によっては発音に大きな影響を及ぼす場合があります。また、矯正装置の隙間に食べかすなどが挟まるおそれがあります。
ワイヤーによる治療はマウスピース治療とは異なり、お手入れが難しいです。しかし、重度の矯正治療に対応できるのは大きな利点といえるでしょう。
すきっ歯などの矯正治療に用いられるマウスピースは取り外しが簡単なため、ほかの矯正装置と比べてお手入れが簡単です。
マウスピースは長ければ3年以上使用します。清潔を保つためにも、お手入れ方法をしっかり押さえておきましょう。
マウスピースについた大きな汚れを、流水で落としましょう。このとき、お湯を使ってはいけません。マウスピースは、お湯をかけることで変形してしまうおそれがあるためです。
マウスピースは、患者一人ひとりに合わせて作られています。少しでも形が変わると大きな支障をきたす恐れがあるため、ご注意ください。
マウスピースをお手入れする際は、道具を用いず指で洗ってください。歯ブラシを使用すると、マウスピースが傷つく恐れがあります。マウスピースについた傷には、細菌が住み着きやすくなります。
マウスピースは、患者一人ひとりの歯並びに合わせて最適な形状になるように作られています。そのため、かなり凹凸があります。とくに、マウスピースのくぼんでいる部分は、汚れが溜まりやすいです。指だけでお手入れするのが難しい場合は、毛先の柔らかい歯ブラシで優しく落としてください。
マウスピースをちゃんと乾かさずに放置していると、生乾きとなり、細菌が繁殖する原因となってしまいます。洗ったあとは水分をしっかりと拭き取り、乾燥させてください。
すきっ歯のような部分的な矯正治療を行いたいのであれば、手軽に行えるマウスピースがお勧めです。マウスピースは簡単に取り外せるため、お手入れも容易に行えます。
また、マウスピースは装着しても目立たないため、すきっ歯や出っ歯などの矯正に適しているといえるのです。マウスピースは長いと3年近く使用するケースもあります。清潔を保つためにも、正しい方法でお手入れしてください。
シグマ矯正歯科では、前歯だけ、すきっ歯だけ、出っ歯だけの治療を「低価格・短期間」で行っております。マウスピース矯正の開始は男性16歳、女性14歳の推奨年齢はありますが、上限はありません。目立たない矯正を希望する場合は、歯の裏側に矯正装置を付ける裏側からの部分矯正も可能です。メンズ歯列矯正、すきっ歯の矯正についてもお気軽にご相談ください。歯列矯正で第一印象をアップさせましょう!
医院名 | シグマ矯正歯科 |
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院長名 | 貞永 嘉浩 |
住所 | 〒151-0053 東京都渋谷区代々木1丁目35−3 toDOe代々木6F |
TEL | 0120-30-1358 |
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URL | https://www.sigma-kyousei.net/ |
当院では、患者様が抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
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