通院の利便性

矯正歯科治療では定期的な通院が必要不可欠です。駅近の歯科医院であれば最寄りの駅からのアクセスも良く、待ち時間や移動時間を短縮できます。これは、忙しい方にとって大きなメリットです。また、ライフスタイルなどに合わせて無理なく通える診療時間が設定されているか、併せて確認することもおすすめです。

仕事や学校との両立のしやすさ

駅近の歯科医院は、仕事や学校の合間に通院しやすいことがメリットです。平日の遅い時間帯や土日も診療している歯科医院を選ぶことで、矯正治療にあたり手術が必要といった場合もスケジュールに合わせて無理なく通院できます。「仕事を休めない」「学校の授業と重なる」といった悩みを解消しつつ、ライフスタイルなどに合った通院計画を立てられます。無理のない通院ペースで矯正治療に取り組めることは魅力といえるでしょう。

急なトラブル時の対応の良さ

矯正装置の不具合など、急なトラブルが生じた際に迅速な対応が期待できる点も魅力です。通院中は以下のようなトラブルが起こる場合があります。

• ワイヤーの断線や外れ
• ブラケットの脱落
• 装置が頬や唇に当たることによる口内炎
• 装置の一部が取れる

こうしたトラブルは放置せず、すぐに歯科医院へ連絡を入れることがベストです。駅近の歯科医院なら、学校や仕事の合間にも立ち寄れます。

予約時の注意点

駅近の歯科医院を予約する際は、いくつかの注意点を押さえておくことが大切です。まず予約のタイミングは、一般的に希望日の2週間～1週間前に連絡を入れるのがおすすめです。余裕を持って早めに予約することで、希望日時で予約が取りやすくなります。また、予約の際は以下のような情報を伝えることも大切です。

• 名前
• 希望する診療内容（矯正相談、装置の調整など）
• 希望の曜日や時間帯

矯正治療は長期にわたるため、初回の予約時から歯科医院とコミュニケーションを取ることが重要といえます。

使用する矯正装置の種類と特徴

矯正治療では、治療の目的や歯並びの状態などに合わせて矯正装置を選定します。主な装置の種類と特徴は以下のとおりです。

歯の移動や固定、保護など、目的に応じて適切な装置が用いられます。カウンセリング時に確認しておくことをおすすめします。

治療期間とコストの目安

矯正歯科の治療期間は、一般的に1～3年程度かかることが多いです。ただし、歯並びの状態や使用する矯正装置の種類、年齢、生活習慣などによっても変わります。また、治療費は基本的な費用だけでなく、歯科矯正用アンカースクリューの使用などで追加の処置が必要な場合は別途費用がかかります。また、保定装置や調整料なども別途必要です。そのため、具体的な治療期間や費用に関しては医師から説明を受ける必要があります。

カウンセリングの有無と内容

初回の予約時には、無料のカウンセリングを実施している歯科医院を選ぶのがおすすめです。カウンセリングでは、以下のような内容を確認できます。

• 歯並びの悩みや希望する歯並びについての相談
• 歯科医師による口腔内の診察と検査
• 矯正装置のシミュレーションと治療方法の説明
• 治療期間や費用の説明

カウンセリングを通じて治療へのモチベーションを高めつつ、歯科医院の雰囲気や歯科医師とのコミュニケーションなども確かめられます。納得できるカウンセリングを実施している歯科医院を選びましょう。

問診と口腔内の検査

初回診療ではまず問診を行い、患者様一人ひとりの歯並びや噛み合わせなどに関する悩み・相談を詳しく伺います。また、全身の健康状態についても確認を行います。次に、口腔内の検査として歯や歯茎の状態、噛み合わせ、顎の関節などを細かくチェックします。これらの情報をもとに各種検査を実施し、総合的に診断します。

CT撮影と診断

口腔内の状態を把握するため、歯科用CTで上下の歯列や顎の骨の状態などを撮影します。歯の根っこや顎の骨の厚み、神経の位置などを立体的に把握できるため、より正確な治療計画の立案が可能になります。撮影した画像をもとに、歯列の乱れ具合や骨格的な問題、虫歯や歯周病の有無などを総合的に診断します。この診断結果をふまえ、患者様一人ひとりに適した矯正治療の方針を立てていきます。

治療方針の説明とカウンセリング

初回診療時の検査結果をもとに歯並びの状態や顎の発育状況を総合的に判断し、治療方針を提案します。矯正装置の種類や装着期間、リスクなどについても丁寧に説明し、治療に対する不安の解消などもサポートします。この際、希望やライフスタイルなどに合わせたオーダーメイドの治療計画を立てることも可能です。カウンセリングを通じてしっかりとコミュニケーションを取ることで、納得のいく治療方針を決めることにつながります。

治療計画の立案と同意

初回診療で得られた検査結果と診断をもとに、一人ひとりに合った治療計画の立案を進めていきます。以下のようなポイントを考慮します。

• 年齢や生活スタイル
• 歯列や噛み合わせの状態
• 矯正装置の種類や装着期間
• 治療のゴールと期待される効果
• 治療にかかる費用や通院頻度

立案した治療計画はメリットやデメリットも説明したうえで、要望を反映しながら決めることが可能です。不明な点があれば遠慮なく質問し、納得のいく治療計画になるまで話し合いを重ねることが大切です。

歯型取りと装置の作製

装置の装着に先立って、まず歯型取りを行います。歯科技工士が歯型をもとに、一人ひとりの歯並びに合わせてオーダーメイドの装置を作製します。装置のタイプや材質は、歯並びの状態、治療方針、ライフスタイルなどを考慮して選択します。

装置の装着と調整

装置が完成したら実際に装着し、歯にフィットするよう細かく調整を行います。装着後は、定期的な通院による調整が必要です。装置の状態を確認し、歯の動きをコントロールするために欠かせないステップです。同時に丁寧な歯磨きを行い、虫歯や歯周病のリスクを下げることも重要となります。歯並びの改善具合を確認しながら、ゴールとなる仕上がりのイメージを共有します。

定期的な通院と口腔ケア

矯正治療中は定期的な通院が必要です。治療の経過を確認し、装置の調整を行います。また、装置の装着中は歯磨きが難しくなるので、口腔ケアにも十分な注意が必要です。歯ブラシは小さめのものを使い、歯と歯の間や装置の周りを丁寧に磨きます。歯科医院でのクリーニングも定期的に受けるようにしましょう。綺麗な口内環境を保つことで、虫歯や歯周病のリスクを下げることにつながります。

治療の進捗確認とゴールの設定

歯並びの状態や歯の動き、年齢などによって治療期間は変わってきます。そのため、歯科医師は治療の進み具合をこまめに確認し、予定通りゴールに向かっているかをチェックします。治療の途中で歯科医師と相談しながら、ゴールまでの道のりを確認していくことが大切です。できるだけ早く治療を完了できるよう、歯科医師と二人三脚で取り組んでいきましょう。