不正咬合の原因パート1
2023年9月25日
歯牙接触症(TCH)
食いしばりや歯軋りの原因とも言われているが、その原因は院長 貞永の診断では姿勢からくるストレートネックが多い。
次に、口内の陰圧をキープしてしまう吸啜行為により舌や頬の内側の粘膜にスジ状の歯の凸凹がくっきりとついてしまう吸啜症(正式な名前はない?)の方もTCHを伴っている方が多い。
一日のうち上下の奥歯の接触時間は、5分から15分が正常値であると各種文献で読んだことがある。
TCH(トゥース・コンタクト・ハビット)の方は10〜20時間よわ〜く接触させているのだ。
これにより奥歯が沈み込むようにめり込み、奥歯よりも前歯が先に早期接触して、外傷性に動揺してしまう。
それだけはなく、上の前歯のすきっ歯や下の前歯のガタガタを起こしたり、ディープバイトの深い噛み合わせになっていることが多い。
一般歯科分野では奥歯の虫歯や歯周炎の原因の一部となっているとも言われている。
TCHが矯正の原因となっている方に、習慣改善のお手伝いをしてより良い矯正にし、後戻りのない矯正治療を目指したいと思っている。