歯牙接触癖の話
2023年11月20日
こんにちは、シグマ矯正歯科の貞永です。
歯牙接触症(略してTCH)による最悪の結末をお話しましょう。
以前こちらの話題に触れた時には矯正がズレてしまいますよー!って内容でしたが、その先のお話をしましょう。
歯牙接触症により、
- 歯にかかる噛む力で歯の周りの骨が溶けて、歯周ポケットが広がる。
- そこに歯周病菌が感染して歯周炎になる。
- 歯肉の出血や歯の動揺が起こる。
- 奥歯から順番に抜けてしまう。
- 奥がなくなるとその前からまたその前と噛む力の負担がかかり最後には前歯の上下6本ずつしか残らない。
- 前歯も隙間や出っ歯になりすごく長い歯になってしまう。
と、ここまで聞いても悲惨な経過ですが、まだまだ続きます。
こうなると奥歯に入れ歯かインプラントを入れることを一般歯科の先生にお勧めされるでしょう。
その際もTCHがやめられていないと、入れ歯は痛くて入れられないしすぐに合わなくなります。
インプラントも安定せずに、折れたり揺れて抜かなきゃならなくなります。
TCHによって歯周病にならない場合には虫歯菌に感染し、
毎日良く磨いてるのに奥歯からどんどん虫歯になり、詰め物も外れやすい傾向があります。
軽く触れているぐらいの力が一番顎の骨を溶かして様々な歯科疾患に変化していくので、
シグマ矯正歯科ではそういうことから患者さんを守りたいと考えています。それではまた。