アイシングの話その2
2023年11月16日
こんにちは、シグマ矯正歯科の貞永です。
アイシングが歯にどうして良いのかを公開します。
矯正中のアイシングの場合
歯が動くメカニズムの中には、歯や歯周にダメージが加わる場合があります。
圧迫側に破骨細胞が牽引側に増骨細胞が….と歯科大では教わりますが、実際は圧迫サイドのピエゾ電位はマイナスなのでCa2+が吸着して、その矛盾が硝子様変性組織という多核巨細胞を形成してしまいます。
この変性組織を処理する際に、アイシングは血行による排除を手助けするだけでなく、変性組織の発生や歯根先端の排熱形状からのタンパク破壊加熱性の歯根吸収から守ってくれます。
一日中やるのではなく、アイシングは間欠冷却が良いです。
骨細胞などを冷却によって不活性化して休ませることで代謝免疫系が復活してくれる効果があります。
保定中のアイシングの場合
この活性化と早期の歯根吸収であれば、その回復が起きます。
アイシングの方法
至って簡単で、氷と水を用意し氷水で口をすすいで、麻痺してきたらアイシング終了です。
アイシングをして安全な矯正するシグマ矯正歯科でありたいです。それではまた。
p.s.
アイシングの話に追加します!
リテーナーで固める時に
アイシングが固めてリテーナーが固まるまでズレないように支えているというお話をしましたが、
歯を動かす時にもアイシングをしてもらいたいです!
開業したてはみなさんに、アイシングをして早く動かしてあげたいと思っていたのですが、アイシングで歯が早く動くのを感覚的にお伝えできなくて、理解してもらえないことが多かったので、近年はあきらめてますw