舌の位置の話
2023年10月3日
こんにちは!シグマ矯正歯科の貞永です。
舌の位置が上にくっついていると良い!!という話を聞いたことがある方もいらっしゃると思います。
舌が正しい位置にあることによって気道が確保され鼻呼吸がスムーズになり、歯牙接触症を防止し口唇閉鎖と共に歯列の安定化に役立ちます。
確かにそうなのですが、無理やり上にくっつけても逆効果な場合もあります。
姿勢が悪くストレートネックになっている方の場合は正しく舌の挙上ができないために、逆に歯牙接触症を発生させたり、舌を上にくっつける反動で下顎の歯や歯槽骨に押す力を加え、不正咬合の原因になってしまっている場合も多く見かけます。
では、どうすれば良いか?
舌を上に着けるという発想をやめていただいて、ストレートネックをやめて頸椎の正しい湾曲を確保してもらうことによって、上顎の口蓋部分を舌に近づけていただくイメージで習慣づけていただくと完全に正しい舌の位置になるでしょう。
そうすることにより、上下の顎が舌でコンタクトするので、歯のコンタクトで上下の顎を安定したさせる歯牙接触症を発生させずに、上下の奥歯がわずかに離れた位置(下顎安静位)を保てるのです。
シグマ矯正歯科では習慣性による不正咬合の原因からアプローチすることにより、早くても安定した正常咬合を作り、キープしていただくお手伝いをさせていただいております。それではまた。